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ネットビジネスノウハウ

リクルート、電子チラシ配信から撤退 収入モデル構築できず 

 リクルートは今月16日で電子チラシの配信を終了し、同事業から撤退する。昨年6月末の開始から1年たたないが、収益モデルが構築できないと判断した。以前からネット化が難しいと指摘されてきたこの事業だが、ネットビジネス上手のリクルートでも、一筋縄ではいかなかったようだ。

 電子チラシ配信は、スーパーなどの小売店、学習塾などや各種サービス店舗の折り込みチラシをインターネットで配信するサービス。主に登録会員制で、メルマガなどで専用サイトに誘導し、各会員に該当するチラシを閲覧してもらう仕組み。無数の地場企業を相手に広域サービスを展開するので、ビジネス的には難しいとされてきた。

 凸版印刷の「shufoo!」と大日本印刷の「オリコミーオ!」がともに2001年に事業化し、先行している。このほか携帯電話専用にニフティが展開するなど、複数の会社が参入しているが、ここにリクルートが昨年、割って入った。

 2008年からの前身のサービスを経て、昨年6月末から「チラシ部!」を開始した。再スタートに当たり、情報誌感覚の前サービスをチラシ配信に特化し、原則無料でチラシを配信して付加価値部分での収入確保を図った。

 後発ながら1年足らずで120万人の登録会員を集めた。最大手とされる凸版印刷は10年で「ユニークユーザーが355万人」なので、決して少なくない。誤算は「無料配信」にあった。リクルートは「無料で配信した後に、クーポン券の配信やキャンペーン実施などで収入を得ようとしたが、なかなか後につながらなかった」という。

 これに対し、凸版印刷は、最初からチラシの配信料金をもらう方式だ。「そこでなんとか収入を確保している。まだ安定黒字とは言いがたい」(メディア事業開発本部)という。閲覧できるチラシの数の開きやサービスの差もあった。

 しかし、電子チラシ配信を取り巻く最近の環境変化への期待も大きい。スマートフォンやタブレット端末の台頭、電子書籍や電子新聞の普及などだ。そのせいか、凸版印刷は「TOKYO MX」への配信でタイアップ。大日本印刷は紙のチラシ製作と電子チラシ配信を統合したサービスを始めた。既存事業者による「宝の山」を探す動きはまだ続きそうだ。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120312-00000523-san-soci
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